『形 戯曲』
大岩雄典、カゲヤマ気象台、岸井大輔
2,000円 2020年2月8日発売予定

本企画で展示・演劇上演・モデレーターを担当する、大岩雄典(美術家)、カゲヤマ気象台(「円盤に乗る派」主宰)、岸井大輔(劇作家)の新作本です。


装画=
大岩雄典 《テープが焼滅した天使》 2019,
Euske Oiwa, Angel with the Burning Tape Recorder
(デザインは変更となる場合があります)

本書にはそれぞれの「形」をめぐる思考が生み出したテキストを綴じています。
大岩は、企画内で開催される展示「別れ話」にかんする、フィクショナルなテキストを掲載します。
カゲヤマ気象台は、企画内での新作演劇公演の上演台本を掲載します。
岸井は、美学校や本企画での「形」についてのレクチャーをまとめた哲学的エッセーを掲載します。

3人はこれらまったく異なる出自のテキストを、それぞれ「戯曲」と呼んでいます。そこで、この本は『形 戯曲』と名づけられました。
本書は、講義・展示・上演からなる本企画「形」に、「形を与える」ものではありません。むしろ、本書はこれらのイベントを経験する人たちの「形」になり、イベントへの参加が、本書を読むうえでのある「形」を提供してくれるでしょう。企画「形」は、このような「かたちづくられ」の絶え間ない発生が集中する場です。2020年代の芸術の水端ともなりえる本書を、お手にとってくだされば幸いです。

『形 戯曲』
大岩雄典、カゲヤマ気象台、岸井大輔
価格2,000円
発売2020年2月8日


会期2020年2月8日(土)〜16日(日)
会場北千住 BUoY