大岩雄典 個展「別れ話」
Euske Oiwa “Breaking the Relation”
水難、嬌声、ホテルの小部屋。
写真=中西真穂
インスタレーションとフィクションについて取り組む大岩雄典による新作展示。
大岩雄典は、2017年に第4回CAF賞海外渡航費授与賞、また2019年には第16回芸術評論募集佳作入選など、制作・執筆をまたいで活動し、日本の現代美術シーンで注目を集める作家です。
大岩の作品は、映像やテクスト、インスタレーションの形式をとり、物語論やゲーム研究、哲学、文学などへの知見をとりいれて制作しており、現代の「フィクション」の形を考えるさいの、特異な参照点となるでしょう。
20世紀芸術史をモチーフに、インスタレーションと時間について考察した2019年の個展「スローアクター」(東京、駒込倉庫)以来となる今回の個展では、普段は主に劇場として活用される「北千住BUoY」の、2階にある稽古場とアートギャラリーを用いて、ひとつの、あるいはひとつになれない物語を構成します。
大岩雄典 個展「別れ話」 Breaking the Relation
会期2020年2月8日(土)〜16日(日)
会場北千住 BUoY
本展示は、岸井大輔企画「形」の一部です。
企画「形」は、北千住BUoYを会場に、複数の講義・演劇上演、展示が、8日間にわたって隣接して展開されるプロジェクトです。毎日複数回開催される講義には、さまざまな専門領域のゲスト講師をお招きしました。いずれかの講義に申し込みいただくと、その前後の時間で大岩雄典個展「別れ話」をご覧いただけます。