CROSS REVIEW

#2 2021年6月30日

詩人/書評家河野聡子+鳥公園主宰西尾佳織+現代美術史山本浩貴

福田尚代「ひかり埃のきみ:美術と回文」

大江健三郎「ヒロシマノート」

水戸芸術館「3.11とアーティスト:10年目の想像」

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クロスレビューとは?

深く広く楽しみたい。けれどコンテンツの沼は深すぎ、ネットは広大で、どうしても自分の慣れ親しんだジャンルばかり楽しんでしまう。そんな人に様々なジャンルを紹介していくオンライン番組です。
毎月、専門の異なる3名のレビュアーが、分野の異なる3つのコンテンツを共有し、3人で語りつくします。
1年で36のコンテンツと様々なレベルのレビューを紹介。新たな作品や表現との出会いこそ、人生を変えていく。そう信じる皆さん是非ご鑑賞ください。

河野聡子(こうの・さとこ)
詩人、書評家。ヴァーバル・アート・ユニットTOLTA代表。刊行詩集に『時計一族』(思潮社) 『やねとふね』(マイナビ出版)『地上で起きた出来事はぜんぶここからみている』(いぬのせなか座)。書評や論考、エッセイを文芸誌、新聞等に寄稿。実験音楽のユニット「実験音楽とシアターのためのアンサンブル」でも活動している。

西尾佳織(にしお・かおり)
劇作家、演出家、鳥公園主宰。と、これまで名乗ってきたが、自分が劇作家なのか、演出家なのか、迷い始めている。1985年東京生まれ。幼少期をマレーシアで過ごす。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成以降、全作品の脚本・演出を務めてきたが、2020年より3人の演出家を鳥公園のアソシエイトアーティストとして迎え、自身は劇作・主宰業に専念する体制に移行。

山本浩貴(やまもと・ひろき)
文化研究者、アーティスト。1986年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒。ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号と博士号を取得。2013~18年、ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究センター(TrAIN)博士研究員。韓国・光州のアジア・カルチャー・センター研究員、香港理工大学ポストドクトラル・フェローを経て2020年から2021年3月まで東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教。現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019年)、『トランスナショナルなアジアにおけるメディアと文化 発散と収束』(ラトガース大学出版、2020年)など。

企画・司会 岸井大輔(きしい・だいすけ)
劇作家。1970年生。PLAYSandWORKS主宰。美学校講師、多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。他ジャンルで行われた形式化を演劇でやるとどうなるかを考え試している。代表作「東京の条件」「始末をかく」「好きにやることの喜劇(コメディー)」現在ポストコンテンポラリーアート理論錬成中。
PLAYSandWORKS https://playsand.work/s/